デイトナハウス世田谷は『DAYTONA HOUSE×LDK』に加盟する東京都の『株式会社エー・ディアンドシー』が運営するサイトです。
DAYTONA HOUSEって何だ?
まず『DAYTONA HOUSE』を理解して貰うためには、『LGSパネル』という重要なパーツと、それをどのように使っているのかを知っていただくのがポイントになります。それではデイトナハウスを構成するLGSパネルの解説をすることにしましょう。
DAYTONA HOUSEを構成する
LGSパネルとは?
LGSパネルとは、デイトナハウスの建築システムの基本の単位になる軽量鉄骨のパネルです。厚さ3.2mm、幅12.5cm、厚み5cmの『Cチャンネル』と呼ばれる部材を、横幅180cm、縦270cmの長方形に溶接して作ります。対角線のクロスしたパーツは『ブレース』と呼ばれる筋違いで、力の伝達を受け持つ大切な部分です。デイトナハウスは、この基本の形を連結することで住宅、ガレージ、別荘、店舗、マンションなどの様々な建築を作っていく全く新しい建築のカタチなのです。パネルの枚数を数えるだけで、建築の広さ、およその予算がイメージできる分かりやすさと、パウダーコーティングが施されたその鉄の素材感が醸し出すハードボイルドな空間のテイストが持ち味なのです。
“家づくり”というものは、私たちにとって近くて遠い存在。身近でありながら、案外分からないことも多いものです。立地や作り方、性能、メンテナンス、そして何よりその価格。自分の趣向を取り入れると突然値段が跳ね上がる気がするし、「家なんて単なる寝る場所。だから何でもいいよ」。そう思っている方も多いかもしれません。でも、家やガレージは毎日使うもの。もし自分の趣味性を反映できるのであれば、生活はいっそう豊かで楽しいものになるはずです。 そこで求められるのは、価格や性能が分かりやすくて、リーズナブルであること。しかもそれでいてカッコいい家。自分の趣向がフルに反映できて、永い間、愛着が持続する家です。そんな都合のいい家がホントにあるのか? あるのですよ。それこそデイトナとLDKが提案する全く新しい家のカタチ『デイトナハウス』なのです。 このデイトナハウスとは、3・2㎜の『LGSパネル』と呼ばれる軽量鉄骨をつなぎ合わせていくことで、様々なカタチや用途の建築を作りあげるシステムです。パーツはあくまでも単一。それでいてガレージや住宅はもちろん、別荘や店舗、さらにはマンションまで作れてしまうのです。このパネル状のパーツが価格の基本単位なので、分かりやすく言えばパネル枚数の掛け算で価格が想像できることになります。 これは、ニッポンに昔からある「坪いくら?」という計算法と同じです。“坪”というのは畳2枚分ということですから、“畳”というパーツが家全体の寸法や価格の基準になっているということです。その意味では、昔のニッポンの木造住宅は素晴らしいシステムだったと言うことができます。生活実感に則した基本的な寸法(モジュール)を中心にいろいろなことを実感できるようになっていたのです。でも今ではそんな畳も姿を消しつつあり、真っ白なビニールクロスの家ばかりになりました。そのような変化の中で、私たちは生活の基本単位(モジュール)を失っていったのかもしれません。デイトナハウスのLGSパネルの幅は180センチです。それは畳一枚と同じ長さ。必然的に私たちにとってわかりやすい空間認識の定規(ものさし)になっているのです。 今販売されている住宅商品は、大量生産品で規格化されているにも関わらず、あたかも個性的であるかのように売り文句を謳いあげます。いっぽうデイトナハウスは基本単位のパーツを可能な限りシンプルにすることで、むしろ自由な建築を可能にしようという試みです。
多種多様な建築を作るためには単一のパーツを連結するだけ
一般の建築は"柱"と"梁"と呼ばれる縦と横の部材を使って、軸組を作っていくのですが、LGSシステムでは柱梁は単独では存在しません。隣のパネルと繋ぎ合わされたとき、初めてその一辺が柱になるのです。つまり同じ部材の連続が、多種多様な建築を作り上げていくシステムなのです。部材はすべて同じですから、精度の監理がしやすく、ローコスト、スピーディーに生産することが可能ですし、下記のようにパネル枚数で建物のカタチや値段、ライフスタイルも連想しやすいのもメリットと言えます。
畳二枚分の最小単位建築
茶道の世界でも畳二枚分の大きさを最小単位としています。この最小単位を意識しているのは日本人だけかもしれません。極端な話、LGSパネル4枚あれば、人間は雨風をしのいで生きていけるという哲学的なカタチが構成できます。この最小単位を少し意識することで、必要にして十分な自分の空間をイメージすることができるのです。
アメリカな郊外型平屋
平屋においてもシャープでソリッドな建築フォルムを実現可能です。これはもともと50年代のアメリカ西海岸の実験住宅群「ケーススタディハウス」に触発されて、建築構造の規制が厳しい日本でテイストを実現するために開発されたからです。郊外型住宅やウィークエンドハウスなど、外部の自然と一体になった美しいラインの骨組み原型です。
3階建てガレージ住宅
LGSシステムは、軽量鉄骨造に分類されるので、建築基準法では3F建てまでが可能範囲です。いわゆるうなぎの寝床状態の都心型敷地でインナーガレージ付きの住宅を形成するカタチ。建物の一番奥にらせん階段を設置して、屋上まで続くコアを作る。ちなみに最上部に設けられた方丈(パネル4枚分の箱)は階段室となっています。